FW8オノノジュ慶吏
攻め込まれて失点と背中合わせの危機が何度もあった共愛学園だが、主将のCB阿久津祐樹(3年)が束ねる忠実で粘り強い守備、GK佐藤の好守などで点をやらなかった。
後半に入っても前橋育英が主導権を握った。故障から復帰して間もないFWオノノジュ慶吏(3年)が10分から登場し、突破力とシュート力にロングスローで相手の守備網を揺さぶった。しかし27分の柴野、30分の佐藤の決定打はいずれもGK佐藤に阻止され、絶好機は前半より少なかったが後半も7本のシュートを放ちながら無得点。
共愛学園は前半同様、守備に追われる展開だったが15分にビッグチャンスを迎える。ボランチ村山優成(3年)の蹴った左FKから、CB天田諒大(3年)がヘディングシュートしたが、無情にもバーに嫌われた。
前橋育英が攻め、共愛学園が守る、という図式で80分を終了。0-0のまま延長戦に突入した。
▽第103回全国高校サッカー選手権群馬予選
第103回全国高校サッカー選手権群馬予選