前橋育英イレブン
勢いに乗る帝京大可児だが、前半33分、ペナルティエリアの外に飛び出したGK1水野稜(2年)が相手選手を倒して、一発退場。10人で戦う不利な状況になった。
これ以降、一方的な前橋育英のペースに。ベンチは選手のコンディションを考慮し、こまめに交代カードを切り、守りの帝京大可児を崩そうとした。何度も決定機は作るものの、代わったGK17緒方琉太(3年)のナイスセーブの連発に阻まれ、ゴールを割ることができなかった。
そのなか迎えた後半36分、前橋育英、DF29牧野奨(2年)のクロスを途中交代のFW6中村太一(3年)が決め、これが決勝点となった。
投入8分後のゴールにFW6中村は「監督からは時間がないから決めてこいと言われました。チームのムードが悪かったなか、ゴールできたので、喜びは爆発しました」と笑みがこぼれた。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会