後半8分には鈴木がゴール前に低く入れたボールをFW9柳沢纏(3年)が落とし、和泉がシュート。19分には松本翔の左クロスをファーサイドからゴール前に入った柳沢が頭で合わせるなど攻撃が勢いづくと、21分にはこの日2度目の決定機が到来。DF19山浦琉央(3年)が左から放ったロングスローがゴール前でワンバウンドすると、飛び込んだ柳沢が打点の高いヘディングで合わせて、上田西が2-0で勝利した。

 シュート本数は矢板中央が17本に対し、上田西は9本と数字でも押し込まれる展開となったが、粘り強く守り、少ないチャンスを物にして勝利。試合後、白尾監督は「黄色のミツバチ軍団。蜂のように相手を刺して、最後までしっかり身体を張ってくれた。ロングスロー、コーナーキック、全部見てくれる人たちが感動してくれたと思う。自分たちは選手たちの成長に感動しています」選手を称えた。

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▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会