敗れた矢板中央にとっては悔しい敗戦。「相手は物凄いシュートブロックで、昔の矢板中央を見ているようでした。黄色い壁がありました。打てど、打てど跳ね返されました」。そう振り返るのは高橋監督だ。惜しくも3回戦で敗れたが、以前とは違う攻撃的なサッカーを展開し、2年前の王者である岡山学芸館、今大会の顔といえるFW14高岡怜颯(3年)を擁する日章学園を1、2回戦で撃破した価値は大きい。十分な爪痕を遺した大会になったのは間違いない。

(文・写真=森田将義)

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会