前橋育英 vs堀越

 コンディション不良の選手を抱える苦しい台所事情ながら、競り勝った前橋育英の山田耕介監督は「堀越はオーソドックスなチーム。その堀越に対し、いつものことをやっていこう、前橋育英らしくやろうと伝えました」と明かした。一方、松山北(愛媛)との3回戦で4得点2アシストと全得点に絡んだ堀越FW10三鴨奏太(2年)に対し「あまり良いプレーが出なかったので助かりました」と話すとともに「コンパクトにしてインテンシティのある連動性でやっていこう」と対策を敷いた。

 これにDF2 鈴木陽(3年)は「堀越の10番の選手(MF10三鴨選手)のマークの受け渡し、あと11番の選手(FW 髙橋李来・2年)はボールを収めるのがうまいので、センターバックとボランチで連携しながら、うまく守れました」と回遊するFW10三鴨、ポストプレーのFW11髙橋、この2トップを自由にさせなかったことが功を奏した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権大会
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