2試合連続2失点。不運な失点はあったが、イレブンには骨身に染みた、いわば教訓。良薬は口に苦しというべきだろう。

 一方、2年連続ベスト4進出とならなかった堀越・佐藤実監督は「プレミアリーグEASTを戦う前橋育英の強度感、圧のようなものを、ゲームを通して感じました。内容というより、ひとりひとりの持つポテンシャル、チームとして持っているポテンシャルが足りなかったことが今日の結果になりました」と振り返るとともに「これが結果ですが、十分評価していいと思います。連続で(全国大会に)来ていることに意味があると思います。代が入れ替わったり、人(選手)が変わると難しくなるのが学生スポーツ。(前回の)結果を受けて、またここに来られていることは、彼らの力はすごいなと感じます」と選手を称えた。

 なお、前橋育英のベスト4進出は優勝した第96回大会(2017年度)以来。1月11日に行われるファイナルを賭けた東福岡(福岡)との準決勝までの1週間、山田監督によれば地元には帰らず、御殿場(あるいは静岡県内)で調整を行うことを明らかにした。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会