「(2部参入戦は)T1リーグでチャンピオンにならないと立てません。この1年間、積み上げた答えのひとつです」と堀越・佐藤実監督は選手権出場を決めてから本大会までの、この1か月半を重要視している。
「(1か月半のあいだ)緊張感のあるゲームができるのとできないとでは差が出ると思います。勝負がかかった試合ができていることは我々にプラスなことです」と断言。さらに佐藤監督はこの1か月半は「選手がもっとも伸びる時期」と明かした。「(選手権の)出場が決まったことで、次を見据えながら、大会を意識しながら、練習試合ができることはとてもありがたいことです。昨年もそうですが選手の成長につながり経験値になります。もちろんケガのリスクはありますが、(この時期に)選手を伸ばしていかないと、(選手権で)勝ち残れません」とその理由と必要性を語った。
確かにそうかもしれない。12月上旬にはプリンスリーグ、プレミアリーグが終了する。そのカテゴリーのチームとトレーニングマッチを行うことでさらなる磨きがかかり、全国の雄と腕試しできる絶好の時期、もうひと伸びできる時期といえる。なお堀越は16日、参入をかけ、神奈川代表・日大藤沢を4-0で破った千葉代表・日体大柏と対戦する。
(文・写真=佐藤亮太)
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)