鎌倉学園イレブン

　勝因は前半にある。鎌倉学園は攻撃らしい攻撃がほぼできなかった。湘南のロングボール、ロングスロー、セットプレーに防戦一方。決定的なピンチを何度も作られ、何でも冷や汗をかいた。しかし、しのぎ切った。

　「前半に失点していたら、負けていたと思います。前半、耐え切ったことは大きいです」とキャプテンマークを巻いたDF4佐藤楢蒼(2年)。「相手がロングボールを飛ばしてきたので跳ね返すのに苦労しました」と振り返ったが、相棒のDF3島津優音(1年)とともに対人、空中戦で跳ね返し、コーチングでチームを引き締めた。

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