藤沢清流FW21佐藤碧芭が逆転弾

 終了のホイッスルを待つのみとなった後半アディショナルタイム、ラストプレーで藤沢清流はFW21佐藤碧芭(1年)が土壇場で逆転ゴール。3-2で藤嶺藤沢を退けた。FW21佐藤は「シュートを打つ時、ゴールが大きく見えました。打ったら、入りました」とストライカーらしく振り返った。

 勝った藤沢清流だが、消化不良の70分間だった。キャプテンマークを巻いたDF4石澤類(2年)は「先に点を取られて、流れを持っていかれる苦しい展開でした。ハーフタイムに相手の勢いを跳ね返そうと話しました。最低限、勝ちは取れました」と表情を曇らせた。

 前半早々の失点はサイドから崩されてのシーン。2失点目のPKはやや不運な点もあったが、それ以外、大半は藤沢清流ペース。2トップと両サイド、あわせて4人の機動力と息の合ったコンビネーション。右から左から、中央から攻め立て、あと数センチ…そんなシーンが見られた。福島剛監督は「チャンスはあったので、そこで決めきる力があれば」と惜しむように課題は決定力。これに尽きる。

▽令和6年度神奈川新人戦(新人選手権大会)
令和6年度神奈川新人戦(新人選手権大会)