経験者が少ない中でも快勝した聖望学園の山本監督は、「今の時期は正直、手探りの状態でチームをつくっている段階です。誰がどのポジションが適正なのかを見極めたいので、いろいろ試しながら能力を引き出している最中です」と現状を説明する。

 昨年から背番号10を付けてトップ下を担当した新主将の田中は、「去年は3年生に支えてもらい、たくさんの経験をさせてもらった。今年は自分がプレーと声でチームを引っ張っていきたい。インターハイと全国高校選手権の両予選で初優勝し、S1リーグでは連覇したいですね」と大きな目標を口にした。

 指揮官はこれから強化するポイントについて「フィジカルを鍛えることと守備の強度を去年の基準に引き上げていくことです」と述べた。        

(文・写真=河野正)

▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)