4-3-3の陣形を形成した西武台は、広瀬陸と杉山幸一郎(ともに2年)の両ボランチを中継基地とし、サイドからスピーディーな攻撃を仕掛けた。昨季からの経験者である中央FW太田和希(2年)を最終パスのターゲットにした。

浦和南 vs 西武台(写真=河野正)
浦和南は1回戦と準々決勝に先発した1トップの大塚逸平、左2列目の沼尻爽汰(ともに2年)がけがのため離脱。前線は岡田泰理、左2列目は三宅陽太(ともに2年)を起用した。
西武台がボールを保持する時間が長かったとはいえ、前半のビッグチャンスは先制点を挙げた1度だけだった。浦和南が持ち味通り、集中した厳しい応対と忠実な守備を継続したからだ。先制ゴールは19分、右ウイング滝澤智貴(2年)の絶品スルーパスに抜け出した太田が冷静にネットを揺らした。
▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)



















