浦和南はアタッキングサード付近までボールを運んだものの、相手守備を切り崩す形にまでは持ち込めず、シュートを打てないまま前半を終了した。

 後半も互いにボールサイドでタイトな攻防を展開し、やすやすとは自陣深くへの進入を許さなかった。

 そんな流れが続いていた21分、西武台が2点目を奪う。右ウイングにポジションを移した太田が右から鋭いクロスを上げると、杉山が遠いポストから右足で正確なシュートを蹴り込んだ。26分には右からスピードを生かして突き進んだ太田が、マーカーをかわして逆サイドに強烈なシュート。35分にも左SB飯塚琥大(2年)が敵陣左サイドから軽やかなドリブルで横断し、絶好球を預かったFW青木琳朗(2年)が4点目をゲットした。飯塚、青木とも後半途中から起用されていた。

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▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)