浦和南は後半24分、右SB稲垣嶺(2年)が右から投じたロングスローに岡田が右足で合わせたが、DFに弾き返された。しかし30分は同じ形から一矢報いる。稲垣の右ロングスローを起点に、後半開始から送り込まれたMF八木航沙(2年)が右足ボレーで2試合連続ゴールを蹴り込んだのだが、5分後に失った4点目が勝敗を分けた。

 今大会から西武台を強豪に育て上げた守屋保監督が総監督となり、OBの関根雄太コーチが監督に就任。快勝だというのに新指揮官の口からは反省の言葉が次々と飛び出した。「セットプレーには注意していたし、対策もしてきたのに失点したのはいただけない。相手の運動量が落ちる後半ではなく、前半からやりたいことを表現しないといけなかった」と手厳しい。

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▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)