東北生文大高キャプテンDF竹田慎平(2年)は守備陣をしっかり統率し、ロングフィードから決定機をつくり出した

 その後は追いつきたい東北生文大高が前掛かりになって攻め立てるが、山形中央はゴール前に人数をかけて、相手をシュートまで行かせない。センターバックのDF武田峰碧(2年)とDF高橋宣登(2年)が体を張った守備を見せ、GK阿部悠大(2年)も落ち着いてゴールを守り続けた。東北生文大高はボールを支配しながらもゴールを奪えず、このまま試合終了。山形中央が2回戦帝京安積戦に駒を進めた。

 相手にボールを支配される展開が続いた山形中央だったが、羽角監督は「うちはそういう回してくるチームに粘り強く対応するっていうことは、これまでずっと県外遠征とかでやってきているので、選手たちはそんな慌てる感じはなかったかなと思います」と相手にボールを持たれても焦れなかったのが大きかった。この日出場の無かったキャプテンDF横山蓮(2年)は「まず東北で1勝ということを目標にやってきました。今年のチームの特長であるゴール前の守備の強度やチーム全体一体となって声かけを見せられました」と粘り強い守備を見せてくれたチームメイトを称えた。

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▽第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会