
東北生文大高の先発メンバー
一方、東北生文大高川村聡監督は「ボール保持とか前進の仕方は狙い通りでもあったのですがフィニッシュが、というところでした。フリーキック1本で入れられてしまいましたが、これもサッカーなので、もう少し精度を高めながらフィニッシュに行けるようにしたいなと思います」とゴール前での精度を課題に挙げた。精度の高いロングフィードも見せていたキャプテンDF竹田慎平(2年)は「前半自分たちのペースでやる時間が多かったんですけど、後半の入りから相手に押し込まれる展開が続いて、そこから自分たちで立て直せなかったというのが敗因かなと思います。日頃の練習で得点にこだわる姿勢とか足りなかったので、本番でそういうところを決めきれない甘さが出たと思います」と反省の弁を述べた。しかしながら、川村監督就任10年目で宮城県新人大会で初優勝し、東北大会の舞台まで上がってきたチームは、ポゼッションの質が高い。さらにゴール前での攻撃の迫力が増せば、悲願の全国大会出場も夢では無いだろう。
(文・写真=小林健志)
▽第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会