作陽学園集合写真

 「もっとやれたし、点が取れた。優勝できたのですが、もっと拘っていかないとプリンスリーグが始まった時に上位を狙えない。課題を感じたゲームでした」。藤田の言葉通り、勝った喜びとともに反省点も残るゲームとなったが、今大会で得た収穫は大きい。

 「これまであまり中国地方で戦ったことがなかった。去年も県リーグで、今回対戦した米子北さん、高川学園さん、淞南さんみたいな強いチームと対戦できなかったのですが、ちゃんと勝てたので自信が付きました。攻め込まれても守れていた。そこは新チームが始まってから関東遠征で鍛えられた部分。あとは決定力が高まれば、もっと楽なゲームができる」(藤田)。今年の作陽学園が目指すはインターハイ、新人戦を含めた3冠。目標に向けて好スタートになったのは間違いない。

(文・写真=森田将義)

▽第17回中国高等学校サッカー新人大会
第17回中国高等学校サッカー新人大会