作陽学園、MF桃柄辰秋のV弾で立正大淞南を下し14年ぶり中国新人制覇

作陽学園集合写真

 第17回中国高等学校サッカー新人大会は16日に決勝を行ない、作陽学園(岡山1)と立正大淞南(島根3)が対戦。後半31分に奪ったMF10桃柄辰秋(2年)のゴールで作陽学園が1-0で勝利し、14年ぶり2回目の中国王者となった。

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 「淞南はパワフルだからパワフルに行けと選手に言っていました。パワフルで負けるなって」。酒井貴政監督の言葉通り、作陽学園は序盤から立正大淞南の真骨頂である縦に速いサッカーに一歩も引かない。「ピッチ状態は悪かったのですが、僕と有森の2人がヘディングで負けないこと、片山もセカンドボールを回収しようと考えていました」と話すのは主将を務めるDF5藤田結大(2年)だ。

 強度の高い守りで奪ったボールは雨のピッチを踏まえ、セーフティーに素早くFW9佐野峯隼弥(2年)、FW13橋口尚翔(2年)の2トップに展開。相手エリアに入ってからは滑りやすいピッチコンディションだったことから、遠目からでも積極的にゴールを狙った。

▽第17回中国高等学校サッカー新人大会
第17回中国高等学校サッカー新人大会