46分は慶誠のチャンス。丸山が成徳ゴール前でDFとGKをかわし、無人のゴールに流し込む。これでリードが4点に広がる。なんとか1点でも返したい東京成徳大深谷は47分、藤田が左サイドを深くえぐりマイナスのクロスをゴール前に供給するが、味方には届かなかった。ここから東京成徳大深谷も少しずつ勢いを取り戻していき、両チームによる激しい攻防が続く。50分前後から、成徳は攻撃を次々と重ね、CKも複数ゲットするが、ゴールは遠いまま時間だけが過ぎていく。慶誠はその逆をつき、58分に13番中山由悟がダメ押しの5点目を獲得。東京成徳大深谷は最後まであきらめることなく、アグレッシブな姿勢で慶誠ゴールを目指すが得点ならず。慶誠が3位で大会を終えた。

 試合後、勝利した慶誠の古木裕監督は「相手の強度も高い中で良いゲームができた。テストマッチでこのような強度をもって来ていただけて一進一退の試合になったことが、子どもたちのパワーにもなる」と手応えを口にした。また、「自分たちのウイークとストロングが少し整理できた。そこを明確にしてシーズンに入っていきたい」と言葉を重ねた。

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