この秘密はなにか。そのひとつが守備。

 中野洋司監督は「チームとして良い守備から良い攻撃というところで守備の強度をいままで積み重ねてきました。そこがストロングにあります」と話すように、前線・中盤・最終ラインの守備はもちろんのこと、その切り替えの速さ、さらに相手に前を向かせない、攻撃をさせない守備が滞りなくできている。これは数字でも表れており、失点数はリーグで2番目に少ない「28」。得点数はリーグ最多の「48」と良い守備から良い攻撃ができていることがわかる。

 そのベースとなるものは何か。

 このヒントをFW15髙木は「自分たちはやるべきことをやるだけです。技術が高いとかうまいではなく、走るところや球際などアントラーズ・スピリッツを大事にしています。そこが強さだと思います」と話したように、クラブの哲学がアカデミーにも脈々と流れていることが改めてわかる。

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