
聖望学園イレブン(写真=河野正)
2月の新人大会準々決勝で武南に敗れ、雪辱戦となった聖望学園は4-2-3-1の陣形から、右2列目と戦況によっては左も受け持つ主将のMF田中翼(3年)が果敢に外から仕掛けた。1点を追う前半10分、相手のシュートをGK青木天吾(2年)が捕球してから逆襲に転じ、右SB森谷柊色(3年)の右クロスをMF沖田拓(3年)が上手にコントロールし、同点ゴールを蹴り込んだ。
しかし、ここからまさかの4連続失点。前半で勝負の大勢がついてしまった。初の関東高校大会出場を目指した山本昌輝監督は、前日に延長まで戦い疲労の色がにじんだとしながらも「とはいえ、もっとやってほしかった」と残念がり、「(ボールに)寄せ切れず詰め切れず、効果的なプレスを掛けられずに守備の裏に配給されてしまった」と失点を重ねた要因を説明。「でも下を向いてはいられません。今日の課題を克服し、インターハイ予選でまた勝負したい」と巻き返しを誓った。
▽令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選

