後半、ホームで2部優勝を決めたいヴァンフォーレ甲府U-18が反撃に出る。46分、左サイドMF6鶴田青々斗のクロスにFW9太田創大がヘディングで合わせるもわずかに枠上。立ち上がりにかけてヴァンフォーレ甲府U-18が押し込む時間帯に、桐光学園の鈴木勝大監督も「手こずった時間帯もあったが、失点しなかったことが勝因」と振り返ったように、集中した守備でゴール前を締めた。桐光学園も50分に佐藤、51分にはFW9倉持慶太がドリブルからシュートを放つが、いずれも決め切れず。さらに54分には左サイドのCKからDF3田中智也がヘッド、60分には右サイドのFKから井上のヘディングがクロスバーを叩く惜しい場面もあった。追加点のチャンスこそ逃したものの、桐光学園は攻撃の圧を緩めなかった。
一方、追いつきたいヴァンフォーレ甲府U-18は縦に早く攻めたい意図が強まり、試合立ち上がりに見せたワイドな展開が影を潜め、桐光の守備網に引っかかるシーンが増えていく。それでもヴァンフォーレ甲府U-18は82分には左サイドからのMF25加々美励のFKのセカンドボールをDF28田畑白哉が狙ったが枠上。86分にはゴール前の混戦でFW18釼持芭宇が右足を振り抜くもこれも枠を捉えられない。アディショナルタイムには右サイド加々美が入れたFKからゴール前で混戦となるが、桐光学園の守備陣が体を張ってシュートを許さなかった。最後まで集中を切らさなかった桐光学園が、前半の2点を守り抜いた。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東2部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東2部













