大手前高松MF10二川輝

 新人戦での戦いを踏まえ、寒川はある程度相手に持たせながら、スイッチを入れた瞬間のパスを狙う守備を選択したが、大手前高松も対策は万全。MF10二川輝(3年)はこう口にする。「新人戦の決勝で敗れてからミーティングで、どうすればビルドアップが引っ掛からないか話し合ってきた。はっきりするところははっきりさせようと思っていた」。

 GK1小田鉄舟(3年)から長いボールを入れて相手を間延びさせて、空いたスペースを使ってパスを繋ぎたいところだったが、寒川もロングボールのやり合いには慣れている。きっちり潰してマイボールにすると前方に展開。「走力的に言えばうちはどこにも負けない。まだ春先なのでそこでは負けないと思って勝負をかけた」(岡田勝監督)とスプリント力を生かして、大手前高松のゴールに迫った。

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