後半に入ってからは先制点を奪うために攻撃のギアを入れる。中心となったのは川上監督が「タレント性を感じる」と評する二川で、持ち味である力強さを発揮するため、積極的にボールを呼び込んだ。
後半16分にはドリブルでゴール前まで持ち込んで、シュートを放ったが枠の外。20分には強引にPA右を仕掛けてクロスを上げたが、DFに阻まれた。23分にも相手エリアで拾ったボールを運んでシュートに持ち込んだが、1点が決まらない。試合終盤には寒川が再び見せ場を作り、藤原の左クロスをMF7西蓮翔(1年)が合わせたが、枠の上に逸れてタイムアップ。両チーム勝点1を分け合う結果となった。
昨年、初めてのプリンスリーグに挑んだ寒川は前期に降格争い、後期に昇格争いをしてリーグを盛り上げた。2年目の今年は「前期のうちから勝点20ぐらい取って、早く残留を決めたい」(岡田監督)。そのためには開幕からの7試合が重要で、着実に勝点を積み上げることができれば、勢いよくインターハイに挑める。「一番狙わないといけないのは選手権なのですが、インターハイは出たことがないので、狙っていきたい。そこを確実に取りに行く」(岡田監督)。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 四国
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 四国