後半に入ると1点のビハインドを背負った横浜創英は、まずは試合を振り出しに戻すべく、激しく相手陣内に襲いかかる。66分には後半から投入されたMF14武田竜一がゴール正面からミドルシュートを放つがこれはGK正面。70分にはCKから島崎がヘディングで合わせるもボールはわずかにバーを越え、追いつくことができない。続く78分にはDF2菅沼響月のロングスローの競り合いからこぼれたボールを武田が狙うが枠外。終了間際の40+1分にもロングスローのこぼれをDF4山野真生がシュートするもボールは無情にもポストを通過。押しまくった横浜創英だったが、最後までゴールは遠かった。試合終了間際に被っていた帽子を取り、ベンチの椅子に背を預けながら天を仰ぐ宮澤崇史監督の姿が、何よりもその悔しさを代弁していた。
▽令和7年関東高校サッカー大会神奈川予選
令和7年関東高校サッカー大会神奈川予選