第一学院集合写真

 3-5-2の陣形を敷く習志野は序盤、第一学院の局面での対人の強さに苦戦し、ボールをリズミカルに動かしながら敵の急所を突く攻めができないでいた。相手の長いキックに押し込まれる時間帯もあり、前半だけで8本のシュートを打たれた。就任2年目の櫻田常聖監督は「初めは相手のやり方にお付き合いしてしまった。第一学院は思ったよりもエネルギーが強かったので、うちは気負って受け身になった」と劣勢だったシーンを振り返る。

 校名がウィザスだった2011年以来、2度目の制覇を狙った第一学院は立ち上がりからボールを保持し、主将で右2列目の安田怜央(3年)が攻撃の主軸となって主導権を握った。

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▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会