前半の攻勢から一転、第一学院は後半に入るとこぼれ球を拾えなくなり、劣勢に立たされた。34分からMF安田莉央(3年)を送り込み、立て直しを図った。そうして38分、安田莉が右へ展開した後、交代出場したばかりのFW鈴木陽斗(3年)が安田怜のクロスを合わせて1点差とした。
だが反撃もここまでで、2度目の優勝はならなかった。
31年ぶりの頂点にOBでもある櫻田監督は、「7度目の優勝なんですかあ」と驚いた様子で、「後半のゲーム運びは良かった。前半からピッチの中で感じたやり方を選手たちで変えてくれました」と喜んだ。
今大会の収穫を聞かれると「3連戦の厳しい戦いだけに選手の疲労を心配する向きもありますが、私は高いレベルのチームとやれる自信や(勝って)得られる自信のほうが大きいと思います。インターハイ予選を控え、選手も自信を付けたことでしょう」と述べた。▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会



















