1得点1アシストと活躍した背番号10の中渡瀬は、「前半はセカンドボールを拾えずに苦しんだが、ボールを保持して時間をつくりながら攻めればいけると感じ、下で戦うことにしました」とパス交換を軸にした攻撃への転換を選手同士で話し合ったそうだ。

 インターハイ予選は5月31日の4回戦が初戦となる。準決勝まで勝ち進むと、現在プレミアリーグEAST首位の流通経済大柏とぶつかる。中渡瀬は「(準々決勝で対戦する可能性のある)八千代にも、流経にも勝ってインターハイに出場したい」と意気込みを示した。

 一方、敗れた第一学院の高橋秀弥監督は、「後半はこぼれ球を拾えなくなったし、ファーストディフェンスや出足の一歩で遅れましたね」と残念がったが、「インターハイ予選に向けていい経験ができた。今大会の反省点を修正して臨みたい」と前を向いた。

(文・写真=河野正)

▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会