FW岩井は昨年8月、中国の瀋陽で開催された「PEACE CUP」にU-16日本代表の一員として参加。その際、コーチからの掛けられた言葉を糧としている。「ゴール前の感覚を褒めてもらったので自信をもっています。相手との駆け引き、クロスからの駆け引きが得意」と万能型ストライカーぶりが想起させる。亀田雄人監督は「(FW岩井は)力が抜けていて、さぁっとマークを外して点を決める。そこが良いところ」と評価している。

 特長はそれだけではない。3トップの中央でボールを収め、攻撃に起点となれば、守備の最前線にもなりえる献身性を持ち合わせており、オールラウンダーぶりがうかがえる。

 実はFW岩井、公式戦の先発起用は約1か月半ぶり。いわば今回が復帰戦。またこれまでコンディションを考慮し限られた時間内でのプレーだったが亀田監督から「今日はフルで行くぞ」の指示に「しっかりやり切ろう」と奮起。80分間、役目を全うした。

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選