成城学園 vs 駒澤大学高等学校

 2-0で折り返した後半。追いつきたい成城学園は14分、MF8大重宙之のシュートはバー直撃。さらに15分、右サイドのクロスからFW10近藤祐成がシュートも枠外と惜しいシーンを作った。勢いを削ぎたい駒澤大高は後半29分、右サイドMF7木村千尋のクロスをFW吉田が頭で押し込んで、3点目。さらに30分、相手GKが前に出てきたところをFW岩井が無人のゴールに流し込んで4点目となった。

 スコアだけ見れば、内容、結果とも駒澤大高の圧勝と想像するが、そうではなかった。特に前半立ち上がり、飲水タイムまでの20分間は成城学園の一方的な試合だった。

 連想した躍動的な動き。ボールへの執着。ゴールへの果敢な姿勢。さらに保護者にクラスメイト。またOBの保護者もこぞっての応援。スタンドの声援が成城学園イレブンに勢いを与えた。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選