帝京 vs 修徳

 取りも取ったりのFW宮本曰く、5ゴールは高校1年の時、T3リーグ(東京都リーグ3部)成立学園B戦以来とのこと。今回はリーグ戦ではなく、決勝の舞台。そう簡単にはできないことだ。

 この日、FW宮本はPKを含め、13本のシュートを放った。内5得点は高い決定率と言っていい。さらに得点とならなかった残りの8本はほぼ枠内に収めていることから、シュートの精度の高さを物語っている。その要因は何か。

 FW宮本によれば、高校1年生のころ、シュートを力任せに打っていたが、当時、指導していた日比威前監督からインサイドに流し込むようにアドバイスを受けたことで意識は変わった。ただのキッカケにしなかったFW宮本は「全体練習後の自主練では人一倍シュート打っているので、シュートの感覚は誰よりもあります」と努力を続けた成果が大量ゴールにつながった。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選