23日、T3リーグAブロック第6節、東農大一とFC東京U-18(B)の一戦が東京ガス武蔵野苑多目的グラウンドで行われた。東農大一はここまで2勝3敗。上位勢を相手にやや苦戦しているが、高い集中力から生み出される堅守からの速攻という武器を持ち、爆発力を秘めたチームだ。一方のFC東京U-18(B)はここまで5戦を戦い4勝1敗。個々の技術力と攻守それぞれでのゴールへの執着心、意識の高さを武器にT3リーグAブロックの首位を走っている。
試合は序盤、東農大一が文字通りの素早い速攻を仕掛けてくる。中央でボールを奪い、右サイドから17番、14番、7番と次々と攻撃を展開。
かと思うと、FW19番が中盤から前線を縦横無尽に走り回り、中央から縦パス1本。突破を狙う。10分にはその19番からゴール前へ走り込む10番へとボールが送られるが、FC東京U-18(B)GKが飛び出してボールをカット。攻撃の芽を摘んでいく。
試合も中盤に入るとFC東京U-18(B)が徐々にボールをキープ。サイドから崩そうと試みるも、東農大一の守備が固い。GKの細かい指示もありポジショニングがしっかりできており、単純なクロスは跳ね返され、突破しようとしても出足の速い選手達に囲まれてなかなか自由にさせてもらえない。
守りながらも虎視眈々とゴールを狙う東農大一、39分には速攻から7番がGKとの1対1をかわして抜け出し中央へ折り返す。これを待っていた14番がボールをゴールにけり込むが、これはオフサイド。
結局、前半はお互い攻めながらも守り抜き0対0。ゴールの歓喜は後半へと持ち越された。