東京成徳大深谷 vs 聖望学園

 4-2-3-1の聖望学園は、トップ下の沖田拓(3年)が効果的なパスを配給。主将で左2列目の田中翼(3年)がドリブルで敵陣に進出し、1トップの小比賀渓太(3年)をターゲットに最終パスを供給した。

 ただ前半は東京成徳大深谷が相手陣営で試合を進める回数が長かったものの、両チームともそれほど多くのチャンスがあったわけではない。ともに局面での厳しい対応に加え、守備ラインが強固なことで切り崩すのは容易でなかった。

 聖望学園は前半6分、沖田がFKのボールを左に展開し、田中の横パスを右SB成相翔太(3年)が決定的な一撃を放ったが、わずかに右へ外れた。だが25分、沖田の蹴った左CKを右2列目の高本創司(2年)が決めて先制。いくらか押され気味だっただけに、価値あるゴールとなった。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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