中0日の強行軍。両チームとも身体も動きも重いなかでの総力戦。ポイントとなったのが交代カードだった。後半12分に西武台はFW10杉村晄汰をピッチに送り込んだ。

 投入について関根監督は「(FW杉村は)テクニックがあるので、早いタイミングで入れました。セカンドボールを拾ってからしっかり配球できるので少し流れが変わりました」と思惑通り。MF杉山は「後半、相手が疲れてきたこともあり、僕たちのつなぐサッカーができました」とより効果的な起用となった。

「昨日も(花咲徳栄戦)、今日も先に失点しましたが相手が守備に重きを置くなか、セットプレーで崩せたのが良かったです。(失点しても)気持ちが落ちることなく、最後まで戦ってくれたのが勝因です」と関根監督。花咲徳栄戦の教訓を生かした勝利といえる。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選