前半7分と17分、いずれも稲垣の左ロングスローからトップ下の嶋田翼、右MF新井雄大(ともに3年)が惜しいシュートを放ったが、2本ともバーの上をわずかに通過。新井のこのヘディングシュートの後、初めて訪れた危機で先制点を奪われてしまった。
後半は両チームとも次々と選手を入れ替えた。昌平は無理なく自分たちのリズムで試合を進め、浦和南は切り札の八木航汰やキックのうまい坂斉佑太(ともに3年)の両MFを投入し、戦況打開に乗り出した。
浦和南は6分にFKを獲得し、坂斉が入れた縦へのボールをCB藤政憲二(3年)が頭で合わせたが、枠を捕らえられない。36分には坂斉の右CKのこぼれ球から、左SB大庭比呂(3年)が強烈なシュートを放ったが、ほんのわずか左に外れた。1分後、稲垣の左ロングスローをFW岡田泰理(3年)が絶好のシュート態勢まで持ち込んだが、DFにクリアされた。2年前とは違って1点が遠く、2年ぶり17度目の決勝進出はならなかった。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選

