昌平は才能豊かな攻撃陣ばかりが脚光を浴びがちだ。しかし守備陣も高い水準を誇り、これがアタッカーを支えている。

 山口に出色のスルーパスを出した高橋は、「去年の守備ラインと比べても、今年だっていい勝負ができるほど強いと思います」と胸を張り、「自分の特長は頑丈なフィジカルとヘディングです。決勝も全員でいい守備をして優勝します」と186センチの大型CBは気合十分だった。

 今季のプレミアリーグ2得点はいずれもCKからで、今大会初ゴールもCKから奪ったが、主将のCB伊藤は得点より無失点が誇らしそう。「浦和南はロングスローやセットプレー、球際の強さが武器なので自分と高橋とGKの小野寺(太郎)で守備を引っ張りました」と喜んだ。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選