麻生 vs 新城

 1試合目の途中から吹き始めた強風がこの試合でも立ち上がりから悪戯をする難しいコンディションの中で、序盤は膠着を続けたゲームだったが、15分、CKからキャプテンのMF7権田凛太郎が「キャプテンとして先制点を取ってチームを盛り上げられ、良い雰囲気を作れたことはよかった」とヘディングで流し込み新城が先手を奪う。それに対して麻生も30分、カウンターから反撃に出ると最後は混戦の中からMF11出井良汰がゴールネットを揺らして試合を振り出しに戻す。しかし、直後の32分、MF13細谷凌生のCKを「ここで取らなきゃダメだ」とDF25若松碧斗がドンピシャのヘディングで合わせ、新城が前半を1点のリードで折り返す。

 「2-1の状況はもう変わらない。前半に戻れるわけじゃないので、2点差ついたらゲームは決まるから 0-0の気持ちでもう1回スタートしよう」と指揮官に送り出された新城は、立ち上がりの41分、後半からピッチに入ったFW9伊勢太一の右サイドからの折り返しをMF21小林蒼良が合わせるが、これはポストの左を抜け追加点とはならず。しかし51分、右サイドからMF14林璃音の折り返しを小林が合わせると、弾かれたボールが逆サイドへ。これをFW20相澤康太が体勢を崩しながらゴールに流し込み3-1とリードを広げる。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選