攻守に渡りチームを引っ張った権田キャプテンは「序盤,先制したが1-1の同点に追いつかれたり、後半も結構相手に押されて自分たちは向かい風で苦しい状況が続いたが、交代選手、ベンチ外の選手も含めて全員でチームとして勝ち切れた。自分たちの武器にしているセットプレーで今日3点取れたことは、やはりその力もついてきていますし、自分たちの強みってはっきり堂々と言えるんじゃないかと思います」と胸を張ると「次の試合はこれからの人生にも繋がってくる大事な試合なので、気を抜かずチャレンジャー精神でチーム全体で頑張っていきたい」と意気込みを見せた。

 大事な場面での2ゴールでチームを勝利へと導いた若松だったが、「4-1という結果で4点は取れましたが、自分のプレーから1失点してしまった。防げれば防げたゴールなのでそれが本当に悔しい。勝ったことは素直に嬉しいですが、その1点も防いで失点ゼロで勝ちたかった」と悔しさを滲ませると「1点取られてるということで、まだまだ不完全な状態もありますし、途中で声が途切れるところとか何回かあったので、もっと落ち着いて、ひとつずつミスを減らしながら、チームの状況を把握できるような選手になりたい」と気持ちを新たにした。

(文・写真=西山和広)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選