後半に入ると、動きの量と質を一段と上げた市船が主導権を握り、専修大松戸のゴールにたびたび襲いかかる。そして後半20分、左からのクロスに飛び込んだFW10山本一誉(3年)がドンピシャヘッドで振り出しに。その後も迫力ある攻撃を繰り広げた市船が優勢に試合を進めたものの、痛恨の3点目を喫し、万策尽きた。激戦区・千葉を勝ち上がる難しさを強く印象づける一戦でもあった。

 巨星を倒した専修大松戸は6月4日の準決勝に進出。次なる対戦相手は、これまた難敵の日体大柏だ。    

(文・写真=小室功)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選