「相手もすごく集中力が高くて、的確にプレーしていた。簡単にはいかないと思っていたけど、やっぱり案の定いいチームだった」と富士市立・杉山秀幸監督が語る通り、浜松北は劣勢の中でも諦めず、ゴール前でしぶとく跳ね返した。
均衡を破ったのは前半27分。富士市立のキャプテン小林が蹴ったCKは、密集の中をすり抜け、ファーサイドのネットに突き刺さる。「狙い通りでした。相手の守備の傾向を分析していたし、自分のキック精度は武器なので」。ゴール後も浮かれることなく、冷静に試合をコントロールした。
後半に入っても攻め続ける富士市立だったが、追加点は遠い。52分には連続してポストを叩き、59分のチャンスでも詰め切れず、「得点できなかったのは課題。点を取らなきゃって焦りが判断ミスに繋がった」(杉山監督)。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選

