
鎮西学院 vs 長崎総科大附
先行を許した鎮西は井筒蹴人を起点に反撃を狙うが、しっかりとミドルブロックを組み、相手を引き込んでからプレスをかける長崎総科大附の守備に苦戦。それでもボールを保持を徹底する鎮西は、左サイドの阿比留一翔の突破もあり徐々に反撃。
後半に入り暑さと疲労で徐々にオープンな展開となる中、鎮西は徐々に反撃シーンを増やしていくが、最後までプレスのタイトさを落とさない長崎総科大附は、68分に途中出場の伊藤壮汰が左サイドのセカンドボールの回収から抜けだし、自ら持ち込んでシュートを決め2-0。終了間際の勝負を決定付けるゴールでダメ押しした長崎総科大附が、その後も守備を緩めずクリーンシートで県高総体決勝を勝利した。
「準決勝の時点で負けてもおかしくなかったので、思いきりやるだけ」
前日、そう語っていた長崎総科大附の定方監督は、試合後「全然、ボールもつなげなかった」と口にした。それでも鎮西のストロングである両サイドに自由を与えず、相手の良さを消して勝利を手繰り寄せたあたりはさすがの一言。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選