青森山田 vs 向陵(写真=会田健司)

 絶対王者と対戦し「縦に速いし、一人一人の強度も高いので簡単に前を向かせてくれないし、運ばせてくれない。凄い鍛えられてるなと思いました」と相手の印象を話した指揮官。

 7失点という結果にはなったが、後半は攻撃時にキャプテンマークを巻いたMF14佐藤蕾咲(3年)が最終ラインに下りてビルドアップの起点となり、相手の猛烈なプレスをかわしながら前進する形が何度もあったし、FW11細越優希(3年)は足元の技術とスピードでチャンスを作った。

 それでもパスが3本、4本と繋がった後も青森山田のプレスは続き、ゴール前まで辿り着くことは難しかった。それが青森山田の強さ。指揮官は「(選手権まで)残り期間も少ないし全部とはいかないので、自分たちの特徴であるパスワークやドリブル、コンビネーションをもっと突き詰めていかないといけない」と王者との一戦を終え、改めて自分たちの長所をさらに伸ばすと決意を語った。

 勝利した青森山田は6月1日、八戸学院大学サッカー場で開催される準決勝で八戸西と対戦する。

(文・写真=会田健司)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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