野辺地西MF10阿部莞太の先制ゴールが勝利に繋がった(写真=会田健司)

 勢いよく試合に入ったのは野辺地西。2分、カウンターから右サイドをMF17野城怜(2年)が猛スピードで抜け出し右足を振る。これは青森山田GK1松田駿(3年)に止められるも、いきなりの決定機に野辺地西イレブンに自信がみなぎる。

 すると7分、前線で青森山田DFのコントロールが大きくなったところを奪った野辺地西は右サイドを崩すと、DF2橋本楓琉(3年)の低いクロスにMF10阿部莞太(3年)が「気持ちを乗せた」ダイビングヘッドで合わせニア下に突き刺した。

 先制を許した青森山田もセットプレーを中心に反撃。17分、右CKからこぼれたところをFW9深瀬幹太(3年)が右足ボレーで狙う。21分には自陣FKを松田がゴール前に送ると、ニアが競り勝ち中央のDF4月舘汰壱アブーバクル(3年)が右足を合わせる。月舘の完璧なボレーシュートがネットに突き刺さったが、その前にオフサイドがあったとの判定でノーゴール。31分には深瀬が右からDF2枚を抜き去りシュートを放ったが、これは惜しくも左ポストをかすめた。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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