青森山田DF4月舘汰壱アブーバクルは同点ゴールを決めた他、何度も相手ゴールに迫った(写真=会田健司)

 なんとか無失点で前半の終盤を迎えた野辺地西は33分にカウンターからFW9藤田律(3年)が抜け出し決定機を作ると、35+1分には月舘の枠内シュートをDF5越後來琉(2年)がゴールライン上でスーパークリア。野辺地西イレブンが攻守に奮闘し、青森山田に傾いた流れを必死に引き寄せ、前半を1点リードで終えた。

 後半立ち上がりも野辺地西は攻める姿勢を崩さない。37分には左ロングスローの流れで右からパスを繋ぐと、最後はMF8関下煌己(2年)が左足でシュート。44分には右から攻めて阿部が左足でゴールを狙った。

 試合も終盤に差し掛かりいよいよ追い込まれてきた青森山田だったが、57分にようやく同点ゴールが生まれる。左サイドからロングスローを入れるとニアが逸らしたボールを月舘がゴール右下に押し込んだ。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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