
野辺地西はGK1喜村孝太朗が止めてPK戦に勝利(写真=会田健司)
このまま試合はPK戦に突入。先行の青森山田は2本連続成功。さらに守護神の松田が相手の2本目を見事にシュートストップ。これで青森山田が優位に立ったが、4本目を失敗。5人が蹴り合ったPK戦は4-4でサドンデスへ。6本目は両者成功し、迎えた7本目。野辺地西がGK1喜村孝太朗(3年)のファインセーブで初めて王手をかけると、DF3中野渡琉希(3年)の蹴ったボールがネットを揺らし決着。
PK戦を6-5で制した野辺地西が見事に初優勝。ここまで絶対王者に跳ね返され続けてきたオレンジ軍団に歓喜の瞬間が訪れた。
試合後にはスタンドで応援してくれた選手たちと勝利のダンス。三上晃監督は胴上げで宙に舞い、選手たちから水をかけられビショビショに。チームを支えた関係者たちも涙。初優勝への道のりがどれだけ長かったのかを表すような光景がスタジアムに広がった。
見事に優勝を果たした野辺地西は7月26日に福島県内で開幕する全国大会に出場する。
(文・写真=会田健司)
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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