日大藤沢ボールでキックオフされた試合は、4分、桐光MF7宇留江生叶のスルーパスからFW9西城大翔の抜け出しを止めるファウルで火花が散ると、ハイライン、ハイプレスの桐光学園と相手を剥がすパスサッカーの日大藤沢という互いの持ち味を消しあう展開が続く。8分、日大藤沢が左サイドからのクロスにFW9有川啓介がゴール前へ飛び込むも、桐光学園GK1斎藤准也が冷静に処理。16分には、ゴール正面で有川からMF11北野太聖と繋いだボールをMF8平島翔海が右足でミドルを放つが枠を捉えず。24分には左サイドからの北野のクロスにゴール前の有川が頭で合わせ、ファーに流れたボールを元日本代表の中村憲剛を父に持つMF7中村龍剛が押し込もうとしたが、キーパーがキャッチ。
これに対し、桐光学園も中盤のMF8松岡奏友と左サイドのDF5陶山響がリズムを作り始めると、27分にはDF3田中智也のパスカットから左サイドの陶山へ展開しクロスを上げるが、日大藤沢の守備ブロックが立ちはだかる。終盤の39分には日大藤沢DF5小林昴瑠のFKのこぼれ球をMF18山岡稜がセカンドボールを狙う場面もあったが、桐光学園FW10倉持慶太の身体を張った守備がゴールを許さなかった。スコアレスのまま折り返した前半は、両チームの守備力と集中力が際立った。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

