続く前半40+1分、カウンターからMF10西川功真(3年)のパスを受けたFW9猪俣悠人(3年)がドリブルで運び、左足で決め追加点。FW9猪俣は「これまで味方から一番ボールを受けて、シュートチャンスはあるものの、外してばかりでした。決まった瞬間は自分が一番驚きましたが、同じトップ下の西川くんといい連係ができました。利き足は右ですが最近は左で決めているので調子が良いです」と喜んだ。

 振り返れば、忙しい試合だった。

 東邦大東邦の持ち味は機動力を生かした素早い攻守の切り替え。一方の秀明八千代は前線へのロングボールや左右に揺さぶる大きなサイドチェンジからの攻撃が武器。

 前半はそれぞれの特長が見えたが、後半に入ると時間の経過とともに両チームとも、互いの陣地を行き来するいわばスタミナ勝負の展開となったが、東邦大東邦は連係面で補いながらゼロで抑えた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選