前半は主導権の握り合いとなった好ゲーム、後半に入ると徹底したビルドアップでポゼッション率を高めた拓大紅陵が攻め続けた。幅を使った攻撃で、じわりじわりと相手を横に揺さぶっていく。

 対する千葉敬愛は守勢の時間が長くなったものの、統制のとれたブロックを築いて対抗。攻めに転じれば鋭いカウンターを繰り出し、相手ゴールに迫った。

 後半17分に拓大紅陵は、右からのクロスに飛びこんだMF11飯田翔音(3年)の好機を相手GKに防がれたが、こぼれ球を拾ったMF10寳田琉太(3年)が左足を振り抜く。しかし、これも千葉敬愛の堅守に阻まれて決めきれない。

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▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選