
市立船橋 vs 習志野
均衡を破ったのは、市船だった。29分、左サイドのスペースにタイミングよく侵入したMF7小川空翔(3年)からのグラウンダークロスに走り込んだDF2左近作怜(3年)が左足で合わせ、見事に決めた。
「習志野さんは粘り強く、足元の技術が高く、セットプレーに強みを持っています。県予選をここまで勝ち上がってきたということで、チームとしての自信が感じられたので、勢いに乗らせてはいけないと思っていました。そういう意味では、先手を取れたことは大きかったですね」(波多監督)
同点に追いつくべく、一気呵成に勢いをもって前に出てくる相手に対し、その状況を逆手にとって追加点を奪う――。後半に向けて、戦い方のベクトルを合わせた。だが、そうは問屋が卸さなかった。
▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選

