
奈良ユースMF14浜名元希(写真=森田将義)
23分には静岡学園が繰り出したCKのクリアボールを拾うとそのままドリブルで相手エリアを前進。前に出たGKとの1対1に持ち込みかけたところでDFにスライディングで止められたが、素早くマイボールにして無人のゴールに流し込んだ。
35分には力強くボールを運んだ坂本に作られた決定機をかろうじて凌ぎ、同点を維持すると2度目の見せ場は前半終了間際の40+2分。クリアボールを左で拾った浜名がマークを交わしてフォローに入ったMF5直江辰真(3年)にパス。そこから右前方にボールを送ると走り込んだFW10関口智也(3年)が逆転弾を叩き込んだ。
逆転の勢いで後半に挑みたい奈良ユースだったが、以降は続かない。「後半は相手に振られて、自分たちは足を吊る選手が多くなった。体力的に相手に上回られた結果、攻める時間が少なくなった」と浜名は振り返る。後半10分にはビルドアップがもたついたところを「ゴールに向かうプレーを意識している」と口にする坂本に奪われ、試合は振りだしとなった。試合終盤は奈良ユースが見せ場を作りながらも試合は動かず、2-2でタイムアップを迎えた。
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