押し気味に進めながらも肝心なゴールが奪えず、スコアレスでハーフタイムへ。「焦りがあった」とFW恩田裕太郎(3年)が振り返った通り、チームには少なからず冷静さを失いかけていたが、後半も懸命に仕掛けてゴールを目指した。すると、8分だ。恩田がPA内で倒されてファウルを貰う。このPKを自ら決めて均衡を破った。

 勢いに乗った川崎は2点目を目指して攻撃を繰り出すと、18分に恩田がシュートのこぼれ球に反応。これを押し込んでリードを広げた。

 その後は相手に押し込まれる時間帯が増えたが、DF藤田明日翔(2年)とキャプテンのDF林駿佑(3年)のCBコンビを中心に相手の攻撃を封じ込める。試合終盤にMF藤井漣祐(3年)が鮮やかなドリブル突破から得たPKは決められなかったものの、2-0で勝ち切って勝利を手にした。

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▽第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会